ナショナルズ本拠地で最終戦

ナショナルズのDCでの試合は今日で終了。早めの午後4時開始だったが雨のため途中で打ち切り。ついこの間までは中断して23時過ぎ再開などというのもあったのに、消化試合という感じだろうか。結果的にはマーリンズ戦3連勝で本拠地での最終戦を飾ったのだが、最後まで雨というのは今年のナショナルズを象徴しているようだ。
今日の試合は、本拠地でのハーパーの最終戦になるのではないかと騒がれていたが、4打数ノーヒットに終わった。ここにきて本人は残留あり得るとの雰囲気なのに、周りがもう最後という感じを出してくるのは如何なものか。

ところで、ニューヨークではメッツのデグロムが10勝目を挙げて10勝9敗とした。先発投手で防御率が1点台ということで、サイ・ヤング賞の有力候補に挙げられているようだが全くおかしな話だ。サイ・ヤング賞は傑出した(outstanding)投手に与えられるということになっているが、防御率で評価するなら最優秀防御率で表彰すれば良い。15勝以上挙げているピッチャーがゴロゴロいる中で、ギリギリ2ケタ勝り、しかも勝ち越しも1しかないピッチャーのどこがトータルに見て傑出しているのか。
デグロムを推す根拠は、勝敗はチームによるもので個々の投手のパフォーマンスとは関係ないという根拠のようだが、先発ピッチャーが勝星をあげられないのに評価されるのはやはりおかしい。MLBは中4日ローテーションが基本で機械的になっているが、それでも重要なカードの初戦をはじめとする、ここ一番という試合できっちり抑えてチームに勝利をもたらすのがエースの役割。エースは負けても野手のせいにしてはいけない。どれだけ連敗していても彼が投げれば勝てる、敵にも味方にもそう思わせるのがエースであり、1チームのエース足り得ないピッチャーがリーグを代表する投手になり得るわけがない。
打者にしても、打率はいいがチャンスに弱い、ホームランは多いが終盤の試合が決まってからの場面で打っているといったチームの勝利への貢献度が低い選手もいる。
データ化することは重要だし、何でもデータ化しようとすることを間違いだとは言わないが、データ化できない、あるいはまだデータ化しきれていないところも重要であり、だからこそMVPやサイ・ヤング賞は投票にしているのだと思う。
投票になっているので、声の大きいNY系のマスコミが煽ったり、もう取ったことあるからいいでしょ、というマインドが働いてしまうのかもしれないが・・・

 

 

 

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