DCメトロのレッドラインで脱線や浸水

地下鉄・バス

7月7日七夕の日は、DC地下鉄のレッドラインにとって受難の日となった。

まず、夜中の大雨で、クリーブランド・パークとウッドリー・パークの2駅が浸水のため朝から閉鎖。北側はバン・ネス、南側はデュポン・サークルの間が運行停止となった(一時はファラガット・ノースまで運行停止)。
さらに11時20分頃には、シルバー・スプリング駅を発車した列車の先頭と2両目の車両が脱線。タコマとウィートンの間が運行停止となった。

浸水の方は午後2時前には復旧したが、脱線の方は午後7時頃に運休区間がタコマとフォレストグレンの間と短くなったものの、今日は復旧せず。
不幸中の幸いなのは、元々乗客が少なかったことに加え、駅を出たばかりでスピードも出ていなかったのでケガ人がなかったこと。8両編成の後ろ6両はホームを離れていなかったため、乗客と乗務員それぞれ1名を除いて通常の扉から降車することができた。

そうは言っても安全面では不安が残る。現時点で事故の原因は調査中だが、メトロ交通局は設備や機材の不調が影響していたとの情報はないとしている。しかし、報道によると、駅を出た列車の先頭車両が赤信号にも関わらず進み真ん中の軌道に進んだ一方で、2両目は直進して脱線した模様であり、そうなると安全設備の不具合も考えられる。

連邦政府ではオフィスでの勤務を始める動きもあり、職場復帰も徐々に始まってきている。衛生面の不安から地下鉄やバスを避けて自家用車を利用するケースが多いと思われるが、安全面での不安も加わると、メトロからはますます足が遠のきそうだ。

 

 

 

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