地下鉄の遅れと返金

日々の通勤には地下鉄を使っている。最寄りのレッドラインは、7月21日から9月3日まで、駅の改良工事のため一部区間を運休にして両端で折り返し運転をしている。そのせいか、今週はなんとなく待たされることが多かった。元々時刻表があるわけではなく、何分間隔という程度のものだが、運転間隔が均等ではない。しかも、8両編成と6両編成が混在しているので厄介。

火曜日の帰りに地下鉄を待っていたら、やたら待たされた。ホームに人が溜まるので乗り降りに時間がかかる。次がすぐ来そうだったので待ったところ、運よく座れた。案の定、次の駅の手前で数分間止まってしまう。次の駅はさらに人が多く前の列車が発車できなかったようだ。結局普段の倍くらいの時間をかけて帰る羽目になった。

翌日、メトロ・カスタマー・サービスから一通のメールが届いた。昨日は15分以上の遅れが発生したので運賃をクレジットとして返金するとのこと。今年から始まったラッシュ・アワー・プロミスというプログラムで、15分以上遅れた場合、月4回まで返金することになっている。返金対象は自動的に判定されて翌日にメールでお知らせがくる仕組み(バスの場合は申請が必要)。それなりに免責事項も規定されているが、15分というのはアメリカとしては相当思い切った設定だと思うが、適用されたのは初めて。
システム化されて自動適用されるので、個々の職員のモチベーション向上にどの程度寄与するのかは疑問も残るが、定時運行に向けた姿勢を示すとともに公共交通機関の利用を促すという点では意味のあるスキームだと思う。

なお、ラッシュアワーは、平日の午前5時から9時半と午後3時から7時となっていて、運賃が割り増しになる。距離が長くなればなるほど割り増し度合いも高くなるようだ。帰宅ラッシュの始まりがやや早過ぎるような気もするし、上りと下りの区別がなくどちらもラッシュアワーになるというのも微妙な感じだ。

 

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