ハーパーの移籍先が決まったとのニュースが入ってきた。ナショナルズと同じナショナルリーグ東地区のフィリーズに13年330百万ドルで移籍するそうだ。総額では史上最高になったとのことだが、1年あたりの金額では先日パドレス入りが決まったマチャドの方が上回っている。
7年間にわたってナショナルズの中軸として活躍してきた選手だけに惜しむ声も多いはずだが、ツイッターやサイトの投稿を見ているとそれほどでもなさそうだ。先週からオープン戦も始まっているが、ナショナルズは既にハーパーがいなくなることを織り込んでスタートを切っているし、イートンに加えてロブレスとソトという2人の若手が台頭してきていることから外野もそれほど弱いとは言えない。
ハーパーはスロースターターでシーズンを通じて安定した活躍を見せているという印象もなく、バッティングはやたら振り回していて、日本的に言えば相手投手に嫌らしい感じを与えない。成績はそれなりに残しているのだが、相手のエース級ではなく試合が決まってから打っているイメージであまり勝負強さは感じられない。守備も決して一級品とは言えない。
その意図はないと言っているが、ハーパー放出でナショナルズに資金面で余裕ができたのは事実で、今年はコービンとドージャーが加入。セカンドが安定したのは大きい。中継ぎには相変わらず不安が残るが、総合的にはハーパーが抜けても去年よりレベルアップした。
今日はシャーザーが2試合目の登板。オープ戦初戦の前回は先頭打者にホームランを浴びてしまったが、今日は3回を投げて無失点。39球、被安打1、4奪三振と好調な仕上がり。今年も安定した投球が期待できそう。
フィリーズとの公式戦初対戦は4月2日、3日のナショナルズスタジアム。同じリーグの同じ地区なので対戦機会は多い。ハーパーとの対戦も楽しみだ。
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