10月初日の夜にナショナルズ・パークでブリュワースを迎えてワイルドカードゲームが行われた。1試合のサドンデス方式で、勝ったチームがリーグ3地区の中で最も勝率の高いドジャースとの地区シリーズに進むことになる。負けたチームはポストシーズンが終了する。
ナショナルズは、シャーザー、ストラスブール、コービンの先発3本柱を全員投入する覚悟で臨んだ。3人が登板すれば、25年前にナゴヤ球場で行われたセリーグ最終戦で、槇原、斎藤、桑田とつないだ巨人がリーグ優勝を決めた中日対巨人戦のような試合になったかもしれない。
先発したシャーザーは、初回にいきなり2ランを浴び、2回にもソロホームランを打たれて安定しない立ち上がり。それでも5回を4安打3失点でしのいだ。しかし、打撃は相変わらずフライを打ち上げるばかりでつながりがない。ターナーのソロホームランで3対1としたものの、見せ場らしい見せ場もなく8回裏の攻撃へ。球場も盛り上がっていない。この日の試合前に月曜のチケットを購入していたが、払い戻しを覚悟した。
8回の裏はロブレス三振、代打テイラーがデッドボールで出塁したがターナーは三振で2アウト。ここでイートンに変わってジマーマンが代打で登場。彼が打てなかったら仕方ないなという感じだったが、バットを折りながらもセンター前に運び1、3塁。抑えのへイダーは球速はあるが制球が悪く、レンドンはしっかり見て満塁。ここまで全部右バッターで投げにくそうだったのだが、左のソト。正直なところ期待していなかったが、しっかり振り切って、ライトのエラーもあって走者一掃の逆転打が出た。2塁を回ったところでソトがアウトになりチェンジとなったが、観客席はサヨナラ勝ちのような状態。9回表はハドソンが抑えてワイルドカードを確保した。
かろうじて勝った試合だが、この試合で良かったのは2番手で登板したストラスブールの投球。ストライクが先行し、安定したピッチングで3回を抑えて勝利投手になった。最終回にハドソンを登板させた判断も良かったと思う。
木曜からは地区シリーズでドジャースとの対戦。まずロスで2試合行ってからワシントンDCに戻ってくる。ドジャース相手に3つ先に勝つのは容易ではなさそうだが、第4戦のチケットを買ったので、3連敗だけは避けてほしい。
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