アトランタでのブレーブス戦はハリケーンの影響もなく行われ、初戦をシャーザーで落としたものの勝ち越し。しかし、マイアミに乗り込んだ今日のマーリンズ戦は、あっけなく負けてしまった。ナショナルリーグ3地区を通じて一番勝率の低い相手だし、夏真っ盛りの頃には簡単に勝っていた相手だった。楽勝かと思っていたら、先制したものの、終わってみれば3点差を付けられての完敗。
投手陣は、リリーフピッチャーが次から次へと打たれてしまう。とは言え、投手交代のタイミングにも問題がありそうだ。ホームランは言い訳しようがないが、結構引っ張るので、ランナーが溜まった状態で登板させられるケースが多い。いくら好投手を出しても、いきなりではそうそう抑えきれるものではない。
攻撃はさらに問題が多い。今日もそうだがヒットの本数では互角の試合をしているのに得点が入らない。ホームランか相手のミス(悪送球など)での得点が目立ち、タイムリーヒットが連続するという場面はなかなか見られない。一言で言うと打線のつながりが悪いと言うことだが、毎日のようにコロコロ変わる打順がうまく行っていない。個々のバッターも、犠牲フライで1点入る場面で大振りして三振してみたり、ランナー2塁で左方向に引っ張って進塁できない等々。
拙攻を象徴するのが2回。相手の内野ゴロエラーで1点先制して1−0とした後の1アウト1塁、3塁。ピッチャーに打順が回り、漫然と打たせてダブルプレー。満塁でないのだからバントか、そうでなければ素直に三振すべきところ。一気に畳み掛けるチャンスを逃してしまった。
MLBでもバントを使うケースはあるが、ナショナルズはかなり少ない。シーズンも終盤になって、ポストシーズンも消え、監督の留任も早々とアナウンスされたとなると、チームの勝利に対するインセンティブが薄れることは想像に難くはない。それにしても、こんな試合運びをしていると、観客の足も遠のくし、チームに負け癖がついてしまうことが心配だ。来シーズンにつながる試合をしてほしい。
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