アメックスのメタルカードが衣替え

クレジットカード

素材の見直し

アメックスは、センチュリオン、プラチナに続いてゴールドカードも金属製のカードを発行している。そのうち、センチュリオン以外のメタルカードの素材が変わるようだ。理由は、コンタクトレス決済への対応。コンタクトレス決済のためにはアンテナが必要となるが、金属カードに埋め込むと反応が鈍くなることがあるので、表面は金属だが裏面はプラスチックに素材が見直されるそうだ。その結果、少し軽くなって折り曲げ強度もやや低くなる模様。

同じく金属製のチェースのカード(サファイア・プリファード)と比較すると、今のアメックスのカードはずっしりとしていかにもメタルという感じ。それはそれで好き嫌いがあると思うが、金属感を強調するかのような色合いもあって存在感のアピール度合いはかなり高い。アメックスがオラオラ系だとすると、チェースはクールで抑えめな感じだろうか。ちなみに、各種メタルカードの重さと折り曲げの比較をした結果はこちら

コンタクトレス決済

コンタクトレス決済は、NYの地下鉄で今年の5月末から導入が始まり、アップルカードがアップルペイのキャッシュバック率を2%に設定していることもあって、更に普及が加速しそう。既に意外と多くの店で使えるようになっていて、たまに使っているが、ジョギングに出かけた帰りにちょっと買い物したいときでも、スマホだけ持っていれば良いので便利。使うときもiPhoneのウォレットで使いたいカードを起動させた上で、そのまま黙って端末にかざせば良い。

日本のようにわざわざ「支払いは〇〇で」と宣言し、端末の操作を待つといった必要はありません。

更新時期を待たずに新たなカードに切り替え

そうなると、スマホのウォレットにカードを入れておけばよくて、わざわざカードを再発行する必要もなさそう。実際問題としても、地下鉄に乗るたびに財布からクレジットカードを取り出すのは、面倒なだけでなくセキュリティーの面でもよろしくないと思う。

しかし、「切り替えカードを発行するのでよろしく」というメールがアメックスから届いていて、更新時期を待たずに切り替えを進めるようだ。カード番号は変わらず、有効期限とセキュリティーコードは新しくなるとのこと。新しいカードがどんな感触になるのか少し楽しみではある。裏面がプラスチックになると、「どうだ」という感じはちょっと薄れて残念な気もするが、今の金属製カードは意外と滑りやすくて財布からずり落ちそうになることもあるので、裏面の素材が変わると改善されるかもしれない。

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