ポストシーズン・ポップアップ・パーティー

ナショナル・リーグの地区シリーズが木曜から始まった。ブリュワーズに勝ってワイルドカードで地区シリーズ進出を決めたナショナルズは、地区優勝３チームのうち勝率が最も高いドジャースとロスで対決。

地区シリーズは５試合制で先に３勝した方が次のリーグチャンピオンシリーズに進むことになる。最初の２試合がロス、移動日を挟んでＤＣで２試合、最終戦までいった場合は移動日を挟んでロスに戻ることになる。

第１戦はナショナルズが完敗。先発のコービンは立ち上がり四球を連発して押し出しで１点を失ったが、２失点で６回まで耐えた。その６回の失点も、ケンドリックのこの日２つ目のエラーによるものなので、コービンは先発の役割を十分果たした。

しかし、リリーフ陣と打線は５月のナショナルズに戻ってしまった。７回、８回で２点ずつ失点、打撃陣は気力を感じさせず、２安打完封負け。イートンの攻守くらいしか見どころはなかった。

それでもめげずに、ＤＣで球団主催のファンの集いが開催された。前日の午後に公式ツイッターでひっそり告知されただけなので、こじんまりとしたもの。マウント・バーノン広場にあるカーネギー図書館の芝生広場に１００人弱が集まって、クイズに答えたり、ベイビーシャークなどの曲に合わせて踊ったりして気勢を上げた。選手は遠征中なのでDCにはいないが、マスコットのスクリーチと４回途中に行われるプレジデントレースからルーズベルトが登場。最後は節分の豆まきのようにしてボブルヘッドが入った袋が配られた。これに集まってきたファンは、ほとんどが日曜の試合を見に行くようだ。

日曜の第３戦は必ずあるので、立ち見と一部スイートを除き完売だが、月曜のチケットを買っている。３連敗すると月曜の試合はないから何とか１勝はしてほしい。さすがに１試合くらいは勝てると思うのだが。