昼にかなり激しく雨が降ってやんだ後の夕方に、突然トレードの報道が出た。マーフィーとアダムスがナショナルズを去ることになった。マーフィーはカブスへ移り、アダムスはカージナルスに戻る。マーフィーの代わりには若手内野手ともう1名がナショナルズ入りし、アダムスは金銭トレードとなるようだ。
2人ともナショナルズの在籍期間は長くなかったが、今年を見る限りでは貢献度は高かった。特に、マーフィーはオールスター前の打線低迷、ハーパーが不振だった時期のナショナルズ打線を支えていた。二塁手らしからぬ見た目だなとは思っていたが、彼がいなければチームはもっと順位を下げていただろう。トレードは残念だが、新チームでの2人の活躍を祈っている。
そして、トレードが取り沙汰されていたハーパーは、ウェーバーにかけられドジャースがクレームしたがウェーバーは撤回され当面残留することになったようだ。7月末にはヤンキースとのトレードの噂があったが、さすがにチームの顔を放出するわけにはいかないのだろう。ただし、ハーパーは今シーズンでFA権を取得するので来年どうなるかはまだ分からない。
さらに、レイノルズや先発ローテーションの一角を占めているゴンザレス、故障者リスト(DL)から復帰したばかりの抑えのヘレーラや中継ぎのマッドソンもトレード候補として報じらている。
マッドソンはDLに入っているのでウェーバー対象にならないが、今月12日のカブス戦で9回裏にデッドボールを2つ出した挙句に代打逆転満塁サヨナラホームランを打たれてシャーザーの勝利を流してしまった投球は記憶に新しい。
トレードと言えば7月末が期限と思っていたが、これは自由交渉でのトレードの期限で、8月以降もトレードは可能だった。ただし、ウェーバーにかける必要があり、また、9月以降に獲得した選手はポストシーズンの登録はできないという制限があるようだ。また、ウェーバーにかけたからといって必ずしもトレード要員ということでもないようだ。
この辺りのMLBのトレードの規則はなかなか難解だ。過去の経緯の積み重ねがあって複雑な制度が形成されてきているのだろう。
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