ホームラン競争

今週はオールスターウィーク。ワシントンDCでの初開催ということで、それなりに盛り上がっている。週末からイベントが始まっているが、今日はホームラン・ダービー。各チームから選抜された8人が出場してトーナメント方式で行われる。ルールはこんな感じ。

4分間で何本柵越えできるか対戦して勝ち抜け
ボールが柵を越えるか落ちるまで次の投球はできない
途中で1回30秒の休憩を取れる(決勝は2回)
440フィート(約134メートル)以上の飛距離を2本打つと、4分終わった後に30秒のボーナスタイムが与えられる

ナショナルズからは、ハーパーが出場。今年のハーパーは、ホームランこそそれなりに重ねているものの、打率も今ひとつ。しかも、チャンスで凡退しているイメージが強く、試合が決まった後にリリーフ投手からソロホームランを打っているケースが印象に残る。巨人の4番打者として歴史に輝く某前監督にどことなる通じるところがある。
しかし、今日のハーパーはかなり冴えていた。1回戦の最後の対戦、準決勝の2戦目、決勝と後攻での登場。1回戦は対戦相手が今ひとつパッとせず、12本で終了。それまでの対戦では20本、17本というレベルで勝敗が決まっていたので楽勝ムード。とは言え、きっちり打っていて440フィート超えも決まってボーナスタイムも獲得したが、4分も使わずに勝ち越して終了(記録狙いではないので勝ち越しが決まった時点で対戦は終了する)。
準決勝も相手がコケた感じで13本で早々と勝ち越しを決める、ただ、ボーナスタイムも獲得していた。シナリオがあるかのような勝ち方で決勝に進む。

決勝では相手が17本打ってボーナスタイムに進むが、30秒を活かせず18本に終わる。ハーパーは出だしから今ひとつ奮わない。ライナー性のいい当たりがフェンス直撃になってしまったり、高く上がった打球がフェンス手前に落ちてしまうなど、ちょっと噛み合わない感じ。そうこうしているうちに、球出ししているハーパー父が意識してしまったのか、打ちにくいコースに投げてしまい見送るケースがしばしば出てきてしまう。ほとんど負けそうな雰囲気になってきた。
しかし、残り1分を切って、大きな当たりが出て何とかボーナスタイムを確保したところから急に調子が戻ってきた。最後の50秒で9本打って追いついたところで4分間が終了。ボーナスタイムで1本打てば優勝となった。
ボーナスタイムに入って落ち着いてバックスクリーン横に打ち込んで終了。本拠地での優勝とあって、観客も盛り上がった。シャーザーとドゥーリトルが駆け寄ってトロフィーを渡していた。

このホームランダービーでの優勝をキッカケに、オールスター明けはガンガン打ってくれることだろう。

 

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